吉良川エネルギー遺産
土佐エネルギー遺産
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過日、室額にして1000万円ぐらいとされ、その高価さは目を見張るものがある。
いわば富と権力の象徴が、この切妻造りの町屋の土佐漆喰に表れている、それ程までにこの地域を押し上げた財力は当時のエネルギーの代表である木炭生産であった。
姥目樫・馬目樫・今芽樫と呼ばれるブナ科コナラ属の広葉樹を原料にして木炭を生産する。
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木炭もエネルギーとしての歴史は古く石器時代からある、日本へは空海上人が中国よりその技術を持ち帰り炭の生産が始まっている、ふつう炭は黒炭と白炭に分かれるが土佐備長炭は、その製法から使用用途の広い白炭が生産されている。
だがその白炭も昭和15年頃より減り始め昭和55年には隆盛当時の1/50にまで減った、それはエネルギーとしての炭が石炭や石油・電気に取って代わられたということになる。
現在その電気も東日本大震災で原子力をしての発電は変革期を向えることとなった。
それぞれの変革期を元素的に言えば、炭素からウランへそして次は何に変わるのだろうか、元素記号でいえば C→U→? ?にはHあたりが入ってくるのだろうか。産業革命を起こすチャンスかもしれない。
エネルギーで栄えた吉良川町、その遺産として残された白壁の美しさは永遠にと思うが次の繁栄を安全に約束できる元素は何か?エネルギー革命やいかに!そちらも、ちっくと気にかかる。
土佐のエネルギー遺産を見ながら、ふっと!そんな事を思った。
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