高知県立坂本龍馬記念館

  menuに戻る土佐紹介に戻る高知の観光地に戻る

桂浜を雑感




おんちゃんがこんまい頃オート三輪に毛が生えたような四輪車でボッボッボッ とうなるような音をたてながら伯父の車でよく桂浜へ出かけた。
はりまや橋から桟橋、そして瀬戸のトンネルを抜け長浜の狭い町を通り太平洋 を望む海岸通りへ、そして桂浜。
今想えば、常に自然の中を縫うようなスリル満点の道路であったように記憶している。
こんまいおんちゃんは龍馬の銅像には目もくれず、桂浜の水族館へ直行だ。
コンクリで塗り固められた道をかけおりてゆくと、砂浜に着地。浜に向って左側に目的地がある。
潮のにおいとオットセイのオウオウの声、魚のにおい、ゴボゴボとゆう海水を汲み上げるやかましい音の中、一番最初に出会った変な魚?の名前「レプトセファルス」だ。
今の年齢にして記憶の中にあるのだから大したものだ。
どんな水槽に入っていたかというと、コンクリートの枠にガラスをはめたというか、差し込んだような何段にも積み重ねられた状態で、まるで水族館風生き物係が桂浜水族館と称していた。
このへんてこりんなレプトセファルス、後になって分かったが"のれそれ"のことであったのだ。
のれそれはウミヘビウナギの幼魚とか、なんにしてもこの桂浜水族館はこんまいおんちゃんにとって不思議な異空間であったことに間違いなかった。
土佐生物係は今新しくなってしまったが、すごーく昔の水族館風がなつかしい。

現在は、坂本龍馬記念館も出来て沢山の観光客の方々がお見えになって下さる。
訪問してくださる皆々様に感謝を申し上げる。
若者に見放されたかのような高知県は老人圏がますます広がる。
ついでのこと生物係水族館を復活させれば、老人には嬉しいかもしれない!

  menuに戻る土佐紹介に戻る高知の観光地に戻る