高知県立歴史民族資料館

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歴民館で去年龍馬出会い博において、龍馬の写真を展示する催し物があった。
今年も引き続き、その写真企画が行われている。湿板写真である。
デジカメやフィルムの写真と違い、平坦なガラス板に撮影のための溶液を塗りしたためる。
これを「湿板」という。まさに人間的なマニュファクチャだ。
レンズがある訳ではなく湿板をいれた箱の一面につけられている筒の先に蓋をし、その蓋をはずすと被写体となる人物は不動の姿勢でいなければ湿板がふれてものにならない。
その写り込みの時間は写し手の経験と勘によるものだったらしい。
その写る時間は、まさにヒューマンドラマである。
写真とはまさに真に写り込むその時代のひと時を切り取ったものといえる。
今回の写真は坂本翠(龍馬の兄権平の、息子直寛の後妻)
      坂本仲(権平の妻)
      坂本権平
      坂本龍馬
      中岡慎太郎
      島村寿之助(武市半平太の妻、富の叔父)
      片岡源馬、大橋慎三、田中顕助(佐川勤王組)
      後藤象二郎
      山内容堂
      谷 干城(たてき)
      菊屋峯吉、鹿野ろく、藤村紫郎、鹿野とく
      鹿野安兵衛
      久保寅五良則基
どれも素晴らしい写り込みだ。
特に目を引いたのは鹿野ろく、とくの姉妹。
なかなかの美人である。
その当時とは思えぬポーズもなんとなく気になる。
また、久保寅五良のチョンマゲ洋式上着、短袴、ブーツ、二本差、ライフル。
なんと表現していいのか。このままでゆけば人間狂気、恐気、凶器ともいえるスタイル。
なんともすさまじい。
23年2月20日までだが、見れん人は人生損をしたような気がするのだが。


山崎茂さんの郷土玩具展も同時開催されている。
昔よく私の父が出張先から買い求めた玩具が展示されていた。懐かしい。
目を引いた張り子がある。福島の三春張り子だ。
動きの一瞬を切り取ったような動きのある色っぽい張り子である。
もーこれはたまらん。
見に行かんかよ!!
土佐の”つればり”もいいかも!
”つればり”って何かって?ゆうちゃらん。




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