吉良川 2
 前回見ることの出来なかった”いしぐろ”を見に車を走らせた、
国道は海岸を沿うように併走している、多少のアップ・ダウンはあるものの平坦に近い単調な道が続き、廻りの景色は安芸を過ぎると益々緑が多くなってくる。

 この謎に包まれた葦に囲まれまるで異次元の世界へと誘うかのように道は走る、今回の目的は”いしぐろ”だ大学時代石黒と言う友人がいたが、<どーしゆーろー>随分会っていない!



 写真のように浜や河原の石を使い塀にした防風石壁である、強い風雨に耐える工夫として植物でなく、吉良川の人々は石を選んだ
石黒と書く、石をそのまま又は半割にして積み上げたもので、大変な努力の上にできた塀といえる、その景観は町そのものの土台になったような重要なものだ。



 重要といえば、ここへ来る道すがら何か変に感じることがあった、
観光とジオをミックスしたいのがジオパーク本来の目的であると思うが、道路からはほとんど防波堤に遮られて海が見えないのである、どうせなら防波堤の高さまで道路を上げてみてはどうだろう!
 景観もよろしく分厚い防波堤となり一石二鳥ではないか、いっそのこと吉良川から室戸まで道路をつくりかえ、景観そのものを多くの葦などの植物の紹介となどのいっしょに変えてみてはいかがだろう!